本えいが遅報

本と映画の感想ブログ

<映画> 仲間由紀恵 主演 『トリック ラストステージ』

トリック劇場版観てきました。

まさに集大成というべき作品だと思います。

自称天才美人マジシャンの山田奈緒子と自称天才物理学者の上田次郎が、超能力者を自称する相手の正体を見破ろうとする『トリック』シリーズです。

 

感想

正直、中盤までの内容はテレビシリーズやドラマスペシャルを超えるものではなかったと思います。ありきたりなトリックにありきたりな動機。しかし、それが『トリック』という作品なのではないでしょうか。凝りすぎたトリックではなく、単純なトリックを大まじめ超能力に見せかける。それを追い詰める山田と上田。ふたりの小気味よい言葉の掛け合いが楽しみのひとつです。

今作は、「最後のトリック」と銘打たれて公開されました。まさに、最後のトリックにふさわしい、感動的な一作になっていたと思います。スタッフロールが流れている最中、登場人物に感情移入してしまいました。テレビシリーズから劇場版まで観た人にとってラストシーンは素晴らしいものになっています。たとえ「トリック」シリーズが初めてという人には、これから「トリック」を観るいいきっかけになるものだと思います。

ラストシーンを観て、1話から見直したいと思った人はたくさんいるはず! 地上波放送でやって欲しいと思う、今日この頃です。