本えいが遅報

本と映画の感想ブログ

【まんが感想】『かぐや様は告らせたい 108話 白銀御行は膨らませたい』会長が初めてかぐや様に弱みを見せた?

 

 

『第108話 白銀御行は膨らませたい』

今回は文化祭編、2年B組の出し物バルーンアートのお話。

104話の最後でバルーンアート回がほのめかされていましたが、こんなすぐに出てくるとは! 笑

 

 

 

 

 

 

1. 初めに

白銀会長のクラス2年B組の出し物はバルーンアート

1ページ目から作・藤原書記のカワイーふうせんクマが登場します。

しかし、同じクラスの白銀会長はというと。

風船を膨らませて10秒もしないうちに「パァン」と、何度もなんども割ってしまいます。見かねた柏木神には、「誰でも出来る他の仕事の方が向いてる」なんて言われる始末。

これはこれは、毎度おなじみ藤原書記の特訓回と思いきや、、、?

2. 気になるポイント

2-1. フキダシ外の文字

最近の『かぐ告』は、フキダシ外の文字や可愛らしいオノマトペが多い気がします。

今週でいえば、藤原書記の

「どやー♡」

「つーん」

「もじり もじり」

こうしてみると、ギャグパートの時に多用されているイメージ。

各キャラの可愛さが際立つように配置されています。

ミコちゃんの「くわっ!」も、彼女の性格を十二分に表した擬態語だと思います。

2-2. シリアスパートのオノマトペ

前項の、おかわいいオノマトペとは対照的に、今週のシリアスパートでは全くフキダシ外の文字がありませんでした。

生徒会室でバルーンアートの練習をする白銀会長が、いくらやっても上達しない自分を嘆いてかぐや様に弱音を吐くシーン。

これまで会長はかぐや様に弱みを見せないようにふるまっていたにも関わらず、今回はそれをかぐや様に不本意ながらも見せることになりました。

そんな会長の努力を笑わず、素敵だとまで言ったかぐや様。

二人の関係性の進展をうかがわせる展開だと、読んでいて楽しくなりました。

このやりとりに4ページが使われていましたが、そのなかでフキダシ外の文字はありません。

白銀会長とかぐや様のセリフと表情を、読者に集中して読んでもらいたいという、作者の考えがあるように感じました。

3. 終わりに

 1コマしか登場していないのに、存在感バツグンの四条マキちゃん!

とっても可愛らしい。

久しぶりに本編の日付が出てきた気がします。10月5日金曜日。

本編も少しずつ進んで、あと少しで文化祭本番かなー

会長がどんな風にかぐや様に思いを告げるのか。楽しみ!