本えいが遅報

本と映画の感想ブログ

新書

<読書> 畑村洋太郎・吉川良三 『勝つための経営』

アベノミクスの影響で賃上げが叫ばれる中、以前から本棚にあった本書を読んでみました。 スマホで目にする韓国企業のSAMSUNGと米国企業のAppleがリーマンショック以降の不況を最低限のダメージで乗り切った手法と、乗り切れなかった日本企業の違いをサムスン…

<新書> 福岡伸一 『生物と無生物のあいだ』

「読みはじめたら止まらない 極上の科学ミステリー 生命とは何か?」 帯に書かれたこんな文句に惹かれて本書を手に取りました。 いつ読もうかと思いながら今まで積んでいたのですが、STAP細胞で世間が騒いでいるのでこの機会にと読み進めていきました。

第032感 高橋昌一郎 著 『理性の限界―不可能性・不確定性・不完全性』・・・意見の決定に最良のものは存在しない。

2012年11月01日現在で『知性の限界』、『感性の限界』とともに著されているのが本書『理性の限界』です。 章立てとして、 序 章:理性の限界とは何か 第一章:選択の限界 第二章:科学の限界 第三章:知識の限界 となっていて、さまざまな考えや社会的立場(…

第015感 西成活裕 著 『「渋滞」の先頭は何をしているのか?』・・・車間距離は40m以上でお願いします。

本書はズバリ、私たちが日々悩まされている渋滞ついて考える本です。 渋滞と聞いてパッと思いつくのが、ゴールデンウィークやお盆で体感することの多い道路の渋滞です。しかし、車以外にも渋滞は存在しています。人、インターネット、血液や在庫の流れにも渋…

第011感 養老孟司ら 著 『環境を知るとはどういうことか』・・・流域から考える

本書は、かの有名な養老孟司先生と、環境保全活動をされている岸由二先生の対談をまとめたものです。章立ては以下の通りで、 1、五月の小網代を歩く 2、小網代はこうして守られた 3、流域から考える 4、日本人の流域思考 5、流域思考が世界を救う 6、…

第010感 園池公毅 著 『光合成とはなにか』・・・植物のふしぎ!

光合成は小学校の生活科の時間や理科の時間でだけ習うものだと思っている方も多いのではないでしょうか。中学校の理科では、「水と二酸化炭素と太陽光で光合成が起こります」とだけ教えられ、その詳しいメカニズムはほとんど教えられませんでした。私も高校3…

第008感 J.P.マッケボイら 著 『マンガ量子論入門―だれでもわかる現代物理』・・・絵が多くていい感じ

本書は自然科学分野を取り扱うブルーバックスの出版です。現代物理の要である量子論を扱っています。著者はJ.P.マッケボイとオスカー・マケッティの両氏で、治部眞里氏が翻訳をされています。 量子論というと、 アインシュタインの光電効果 ハイゼンベルクの…